随生庵のブログ

和の美が好きなので、「わび数寄常住」の思いをつらつらと。

2018-06-08から1日間の記事一覧

枯野のうれしさ

冬の到来と共に野山の植物は錦を脱ぎ捨てて赤茶けた枯れ色に沈み込む。何とも物寂しく冷え冷えとした風情だが、齢半白を過ぎてこの枯野の風景が何とも言えず好きになった。そんな晩秋の景色を詠んだ代表的なものが「三夕(さんせき)の和歌」だろう。 さびしさ…